株式会社ジャパンテクノロジー

タテログの導入で調書作成量UPを実現
タテログの導入で調書作成量UPを実現
株式会社ジャパンテクノロジーは2011年に創業し、橋梁をはじめとし、トンネル、擁壁、道路附属施設などの点検調査業務を専門としている建設コンサルタント会社です。
年々、社員の増員とともに点検業務の引き合いが多くなる中、人手不足、納期の早まり等により調書作成業務の消化力不足の課題が顕在化しました。
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課題
  1. 人手不足、納期の早まり等による調書作成業務の消化力不足
  1. エクセル・マクロでの作業は人為的な作業が多く発生し、ミスも多く、品質確保が困難であった
この課題に対し、同社は以下にして対策を講じ、解決につなげていったのか?
株式会社ジャパンテクノロジー取締役技術本部長関様、調査部次長小田様、立川様に詳しい話を伺いました。

機能改善、丁寧なサポートにより本格導入を決定

-タテログ導入前の課題を教えて下さい。
タテログ導入前は、自社開発のエクセルをベースとし、マクロなどを駆使しながら点検調書の作成を行っていました。
エクセル・マクロにより調書の様式ごとに定型的な出力は可能でしたが、複数の調書に跨る入力情報の連携が自動化できないこともあり、人為的な作業も多く、それに伴う入力ミスが生じることから、安定した成果品の品質確保が課題となっていました。
また、人によって入力方法が異なることもあり、統一したいと考えていました。
-そのような課題を抱える中、タテログの導入が進んだきっかけになったのは何でしたか?
顧客にタテログの紹介を受け、2022年度に試験的に導入しました。利用してみた感想は、まだまだ発展途上のソフトウェアであり、業務の効率化には程遠く、改善が必要だというものでした。同時に、多数の改善要望をさせていただきました。このような状況であったことから、このタイミングでは本格的な導入には至りませんでした。
その後、改善要望の修正に加え、機能も追加されたと連絡があったので、改めて利用してみたところ、当初の課題が修正されており、業務の効率が大幅に図れると感じたため、本格導入に至りました。
本格導入の決め手は、機能追加に加え、不具合が発生したときのサポートが迅速だったこともあります。丁寧に対応してもらったことで、業務を停滞することなく進めることができたことも大きな決め手になりました。

調書作成量UP、品質向上を実現

-タテログ導入でどのような変化がありましたか?
社員を大幅に増員することなく、調書作成業務量を増やすことができました。
このほか、調書作成だけでなく、損傷写真の自動採番機能等の活用により、調書作成担当に引き渡す手前の現場野帳の整理手間も縮減できることもわかり、さらなる有効活用を期待しているところです。
品質面においては、入力情報が複数の様式間で連動されているため、手入力によるヒューマンエラーが少なくなり、納品前のチェックの手間も軽減され、成果品の品質向上にも寄与しています。
 
タテログは、社会的に人手不足が深刻な状況下において、業務の効率化が図れることが重要な要素であり、タテログは現在の時代背景に即したツールと捉えています。
-タテログチームのサポートはいかがでしたか?
改善要望には迅速に対応してもらいました。夜中遅い時間でも対応してくれてたことがあり、大変助かりました。
まだまだ改善してほしいところはあるので、引き続きよろしくお願いいたします。
-今後、取り組んでいきたいことは何ですか?
これまでの使用状況から、特に多径間など、規模の大きい橋梁にタテログを活用することが工数縮減に大きな効果を発揮すると捉えており、まずは大規模な橋梁を含む案件を中心にタテログを利用していきたいと考えています。
すでに、全社的に取組みを進めていますが、調書作成にあたる社員全員がタテログを使用できるよう、習得に努めているところです。現在は30人程度が利用しています。
-今後、タテログに期待することはなんですか?
橋梁点検調書は複雑な要素の組み合わせにより作成していく必要があるため、タテログがまだ対応できていない領域も多数あります。こちらについても改善いただいており、まだまだ伸び代のあるシステムだと感じています。
令和6年度は、国土交通省の点検要領の改定にあわせ、調書の様式も変更になります。少しでも早くタテログに反映されることを望んでいます。
加えて、用途を拡大するためには、多くの自治体の点検要領の仕様への対応や、橋梁のみならず、トンネルや道路附属施設(擁壁・照明・標識)への対応を検討いただけることを期待しています。
また、小規模橋梁や溝橋に関しては、コストメリットが出づらいため、橋梁の規模に応じた料金設定にしてもらえるとありがたいです。
ーさらなる機能活用を含め、ぜひタテログをお役立てくださいませ。
頂いたご要望については鋭意対応させていただきます。貴重なお話をありがとうございました!
 
※掲載内容は取材当時のものです。